月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

来年もほぼ日手帳続投決定

そろそろ2021年も終わるので今回は来年の手帳の話をしたいと思う。

私が今年使ってきた手帳の中で、これまで何度も挑戦し、そして挫折を繰り返してきた手帳がある。
それがほぼ日手帳である。

オリジナル、カズン、weeksと様々なタイプを使ってきた。ある時はライフログ、ある時は日記、またある時はタスク管理や仕事用と用途は年によって違うが、そのどれも途中で使わなくなるという憂き目にあった。だから自分にはそもそもほぼ日手帳が合わないのだ、必要ないのだ…と思い、今年は使わない方向で行く…はずだった。

しかし年初にふらっと立ち寄ったLOFTでなんとなくほぼ日手帳のオリジナルを買ってしまった。

その結果…なんと12月19日現在まで続いている。これまで長くても半年で書かなくなってたほぼ日手帳だが、今年は歴代最長記録を更新した。ここまでくれば大晦日の最期のページまで使い切れるだろう。

ということで、来年もほぼ日手帳オリジナルを使うことにした。

さて、これまで何度も挫折をしてきたほぼ日手帳を、何故今年は続けられたのか。理由として思い当たることを書いてみる。

①毎日持ち歩いていたから

私が今年使っているオリジナルは文庫本サイズである。厚みはあるものの文庫本を持ち歩くと思えば持ち運びはしやすい。私はこれを毎日持ち歩いた。そして何かあったら手帳を開き、書き込む。こうすることで手帳を書くことが習慣化されやすく、また、持ち歩くことで愛着がわきやすくなってくるのだ。その分汚れやすくもなるが、それもまた良しである。
そして手帳を書くにはペンが必要である。現在私が使っているのがプラチナのプレジールという万年筆だ。これをカバーのバタフライストッパーに常に挿しっぱなしにしている。こうすることで書きたいときにペンがないという事態を防ぐことができるのだ。

②書く内容を限定しないから

これまでなぜほぼ日手帳が続かなかったのかといえば「この手帳にはこれを書く!」ということを決めすぎてしまったところがある。つまり日記なら日記、予定なら予定、ライフログならライフログ「のみ」を書くといった具合だ。しかしこれだと3か月ぐらいたつと飽きるし続かなくなってくる。
そこで今年は最初「何でもいいから書いてみよう」とデイリーページをノート感覚で使うことにした。マンスリーは予定やスケジュールを書くが、デイリーページは時間軸にはその日のログや細かな予定、上のチェックボックスにはToDo、そして残りのスペースはフリーページとして何でも書くことにした。『双亡亭壊すべし』の感想や考察もちょこちょこ書いたりしていた。現在はほかに食べたものの記録をつけている。自由に使えるというのはほぼ日手帳の強みだ。読み返すと割とカオスなことになっているのだがそれはそれで楽しい。
そして

③埋まらなくてもいいんだよ

私が1日1ページ手帳が合わないと思っていた理由としてその日書けなかったら1ページ丸まる空白ができるのが嫌だというのがあった。その点ノートを使ったりウィークリーの手帳を使えば空白ができにくくなると思っていた。しかし自分は描く内容やスペースを制限されてしまうと書けなくなる傾向がある。例えば日記をウィークリーの手帳で付けようとしたときは続けることができなかったがノートならば続けられた、といった具合だ。何故こうなるのかといえば「余裕」が感じられなくなるからだ。大は小を兼ねるが小は大を兼ねてはくれないのだ。
しかしやはり丸々1ページ空白ができるのは抵抗がある。ならば何かしら書いてあればいいのだ。例えば時間軸とToDoの欄が書かれていればそれで良しとする。空白のページは、例えばその日のページに書ききれなかった場合に利用したり、或いは手帳の使い方を模索する時のお試しページとしても使える。

④ペンの色分け、使い分けはしていない

①でも触れたが私はほぼ日手帳専用のペンとして以前はプラチナのプレピー、今はプレジールという万年筆を使っている。プレピーは僅か300円ほどの安価な万年筆だが、書きやすく、キャップの構造のお陰で中のインクも乾きにくい。しかしキャップの耐久性に問題があったため、プレジールに代替わりをした。こちらは1000円ほどだが、見た目も高級感がある。この万年筆をほぼ日手帳のカバーについているバタフライストッパーに挿している。
万年筆は三色ボールペンと違って1本のペンで色分けができるわけではない。しかしほぼ日手帳はもっぱらプライベート用の手帳として使っており、仕事のことはほとんど書いていない(書類提出期限とかは書いている)。よく手帳術で仕事とプライベートでペンを色分けしようと言われているが、私の場合は手帳やノートを仕事とプライベートで分けて使っているので、色分けの必要がない。
ちなみに何故ボールペンではなく万年筆なのかといえば単純に私が使いたいからである。お気に入りのペンを手帳の相棒としておけば、おのずと手帳を書くことも増えてくるのだ。

「何故手帳が続かなかったのか」を振り返ることはあっても「何故この手帳が続けられたか」を振り返ることはあまりしない。ということでこの記事がほぼ日手帳だけでなくほかの手帳に関しても「続かない」と悩んでいる方の参考になれば幸いである。