月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

八巻表紙のあれこれ

『双亡亭壊すべし』の単行本には毎回坂巻泥努が書いた「壊すべきはなんぞ」の詩が書かれている。詩の内容は表紙を飾った登場人物のことだったり各巻の内容だったりといろいろと意味を考察してみたくなる。今回取り上げる八巻の表紙に描かれている人物は残花…

泥努の執着と束縛

当ブログで昨年の暮れぐらいから「双亡亭壊すべし」というか坂巻泥努と黄ノ下残花の関係に対する考察をしてきたのだが、正直この考察の8割ぐらいは私の妄想なので、ちゃんとしたした作品考察…ではない。正直妄想もかなり入っているので公式側から出された答…

九相図と龍宮城

※短いですがちょっと妄想が強いので畳みます

残花少尉のトラウマと泥努の「期待」

「双亡亭壊すべし」の最大の敵である「侵略者」は主である坂巻泥努が描いた肖像画の中にその人物を引き入れ、過去のトラウマをもとに心を破壊し、その身体を乗っ取っている。泥努曰くこれらは「あいつが勝手にやったこと」らしく、こうした侵入者の排除には…