月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

手帳を書かなくても死ぬわけじゃない

私も含めてだが、毎年毎年(下手をすれば毎日?)『手帳が使いこなせない』と思い悩む手帳ユーザーは少なくない。だがそもそも『手帳を使いこなせている』とはどういう状態のことを言うのだろうか。とりあえず思いつく限りを羅列してみる。 ①一年間同じ手帳…

ヴェルシーロフ『聖像真っ二つ』事件と『空想の愛』考

何のことかと言うと、『未成年』にて主人公アルカージイの実父、ヴェルシーロフが聖像をタイルに叩きつけて真っ二つにしたシーンのことである。 「わしはある医師を知っていたが、彼は父親の葬式に、だしぬけに口笛を吹きだした。たしかに、わしが今日葬式に…

手帳術の罠

私はいろいろな手帳やノートを使い、挫折してきた。手帳術やノート術の本を見つけて読み漁りもした。一時期本棚がその手の本で埋まったこともあった。その結果たどり着いた結論がある。 それは『万人に合う手帳術やノート術は存在しない』ということだ。 ま…

2020年の手帳事情 振り返り

本格的に手帳選びの時期になってきたが、今回は、2020年11月現在の手帳事情と来年の手帳をどうするかを書いていきたいと思う。 前回、9月の記事においては、手帳とノートはこうなっていた ・MDノートA5サイズ→ライフログノート兼ネタ帳・Edit方眼ノートA5…

アリョーシャの『仕事』

『カラマーゾフの兄弟』の中で、主人公アリョーシャは様々な人のところを訪れる。ミーチャの婚約者カテリーナ、父であるフョードル、待ち伏せしていたミーチャ、幼馴染の少女リーズ、次兄のイワン、二等大尉のスネギリョフとその子供イリューシャ、毒蛇同士…

坂口安吾『続堕落論』

今回は『堕落論』の続編的なものになる『続堕落論』について書いていきたい。個人的には著者の文章を全部引用したいぐらいなのだが流石にそれやめる。ということで、前回同様に個人的に気になった箇所を紹介していきたい。 最初は著者が生れた新潟のこと『農…