月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

ノート好きによるノートへのこだわり

わたしはノートが好きである。これまでもいろいろなノートを使ってきた。今回はそんな中でこういうノートが私にとってベストだ!という条件をちょっと書いていきたい。

①サイズはA5がベスト
ノート術の本を読んでいると、ノートのサイズについて『思いついたことをすぐにメモできるように小さめのものがいい』あるいは『発想やアイデアを広げるためにA4サイズがいい」とかいろいろと書いているのだが、私にとってのベストサイズはA5サイズである。これ以上でもこれ以下でも駄目なのだ(日記として使う場合は例外としてB6サイズがちょうどいいと思っているけども)。
理由はこのA5というサイズが、『鞄に入れて持ち歩くのに適し、尚且つ机に広げて広々と書ける最大サイズ』であると考えているからである。
持ち歩くのならば小さいノートのほうがいいのでは?と思われるかもしれない。私もA6サイズの小さめのノートを使ったことがある。確かに持ち歩く分にはこのサイズのほうがかさばらない。小さければ上着のポケットに入れることもできる。しかし私には使いにくかったのだ。理由はサイズが小さければその分紙面が狭くなるからである。あくまでも私の場合だが、そうなると自然とノートに書くときに変なブレーキがかかってしまい、自由に書くことができなくなるのだ。また私は1冊のノートに何でも書いているため、その分紙面もページ数も足りなくなってくる。
かといってこれがB5サイズやA4サイズと言った大きさになると、今度は気軽に持ち運びがしづらくなる。また紙面が広すぎると逆に何もないところに放り込まれたような気持になり、書くことに対して何だか臆してしまう。そういうわけで私にとってはA5サイスというのが大きすぎず且つ小さすぎない、ベストなサイズなのである。

②主張しすぎない方眼
ノートは罫線、方眼、無地、ドット方眼といったレイアウトがある。以前は罫線ノート派であり、またドット方眼に鞍替えしたこともあるが、最近は方眼が好きである。
理由は罫線と比べると自由度が高く、無地ほど無秩序ではないからだ。罫線は罫線でいいところもある。文字をちゃんとそろえて書くことができるのは罫線のいいところだ。しかし自由度という観点で言えば、罫線はあまり高くない。線を無視してしまえば問題ないのだが、なんだか絵とか図とかを書きづらいし、行間もあまり自由にできない。かといって無地は自由と言えば聞こえはいいがわりと無秩序である。文字を書くときにだんだん斜めになっていくこともあるし、図を書くときに線がゆがんだりもする。これが方眼の場合、自由の中にある程度の秩序ができる。方眼の線を頼りに線を引いたり文字を書いたりすればいいからだ。これはバレットジャーナルでマンスリーログやトラッカーを作っている人ならわかると思う。。なんだかんだでマス目があるのは非常に便利なのだ。
だがこれは『主張しすぎない』というのが前提である。方眼の線が濃いと、書いた文字が見えづらくなり、自由度が一気に減ってしまう。そういうわけで、あまり主張しない、自分が書いた文字を邪魔しない方眼が望ましいのだ。

③万年筆で裏ぬけしない
仕事のときは油性ボールペンを使うが、プライベートのノートの場合、私は万年筆を使っている。といっても高い万年筆ではなく、安価なものだ。ガシガシと遠慮なく使うには安価なものがちょうどよかった。しかもかなり書きやすい。やはり万年筆は使っていて楽しい。ちなみに現在使っているのはPILOTから出ているkakunoという可愛らしい万年筆である。
ということでノートも万年筆で裏ぬけしないというのが条件になってくる。万年筆のインクというのは紙によっては裏ぬけしてしまうのだ。そういうわけでモレスキンはやっぱり駄目である(好きなんだけどね、モレスキン……)

④ページ数がそこそこある
①でも書いたが、私はノートの消費がわりと早い。そのため薄いノートの場合、二週間足らずで一冊使い終わってしまう。かといって何百ページもあるとさすがに分厚すぎるし持ち運ぶのにも重くなる。だいたい80~100枚ぐらい(160~200ページ)ぐらいがちょうどいい。これならば2か月ぐらいは一応もつ。

⑤180度パタンと開く
ここから先は『絶対ではないがあると便利』な条件を書いていく。
ノートを開いていると、片側のページが盛り上がって書きにくくなることがある。ノートを抑えないとページがめくれてしまうこともある。これを解決しているのが糸がかり製法でつくられたノートだ。これのおかげで、完全ではないにしろノートを180度、フラットに開くことができるのだ。これの利点はノートをより広く使えるという点である。私が好きなA5サイズのノートは、開くとA4サイズになる。つまりA4サイズの紙を横向きに使っている感覚になるのだ。そのためノートを広々と使える。左ページに書いたことを右ページにつなげることも可能だし、見開きでイラストや図を描くこともできる。
リングノートを使えばいいじゃないかと思われるかもしれないが、私は基本的にリングノートが得意ではない。昔は好きだったんだけども……。

⑥しおりひもがついている
これは単純にノートを開くときに便利だからである。……うん、本当にこれだけ。でもあると便利ですよ。

と、いろいろ書き連ねてきたが、要はノート沼は深いという話である。ああでもないこうでもないとノートを次から次へと買ってしまって後悔することもしばしばあった。未使用のノートが溜まっていくにつれ(これどうやって使い切るんだろう……)とノートの使い道に悩むこともあった。しかし自分にとってどんなノートが合っているかを見出した時、その沼を脱することができる……と思う。