月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

手帳が書けなくなってしまうとき

わりと手帳を書かなくなる理由の一つとして「忙しく手帳を書いている時間がない」というのがある。
例えば仕事に追われている時はまず目の前の仕事を片づけることに精一杯になる。そうなるとペンを持って手帳を開いて何かを書き込む時間がもったいなく感じるし、一息ついたときに書こうとしてもそんな時間はまず取れない。またコンプライアンスの関係で仕事のことを書いた手帳やノートを家に持ち帰れないため、家やカフェで仕事の手帳やノートを広げることができない。
そうなると手帳がどんどん空白だらけになってくる。使わなくなり、いつしか引き出しの肥やしになっていく。

またひどく疲れた時、気分が落ち込んでいる時などは手帳を開く気力すらわかなくなってくる。手帳を書くよりもスマホをいじったりYouTubeを見たい、或いはお菓子を食べながらだらだらしたい、早くお布団に入りたい…という欲求の方が強くなってくる。休日は布団から出たくないしやっぱりスマホを見ながらだらだらしたい。手帳を書くよりもスマホを見ることの方が大事だと疲れた脳みそには優先されてしまう。こうして手帳を書かなくなったり使わなくなったりしていくのだ。

そもそも手帳を書かなくても死にはしない。逆に手帳を書く時間をとったことで目の前の仕事がおろそかになったり仕事の進捗が遅れてしまうことの方が問題だ。そうすると周りに迷惑がかかるし自分を苦しめる。手帳を書くのに手間はかからないとはいうがその数分ないし数秒が惜しいと考えてしまうのだ。例えば「メールを送信する」というタスクを書いてもメールが勝手に送信されるわけではい。寧ろそんなものを書くぐらいなら手を動かせ!仕事を片づけろ!ということになる。

ぶっちゃけ巷で言われている手帳術やノート術は自分である程度仕事の裁量が決められる人だったりフリーランスだったり周りに自分の仕事の量や期限が左右されない職業の人向けではないかとつくづく思うことがある。あるいは時間とお金に余裕がある趣味人の道楽かもしれない。そう考えたら自分が手帳を使う理由も単に「手書きで何か書くのが好きだから」「ノートや手帳が好きだから」「文房具が好きだから」以外の理由が出てこなくなった。手帳やノートを使って生活改善とか自己成長とか生産性向上とかは幻想だ、不可能なのだ、自分にはできないことなのだと割り切ることも大事かもしれない。巷の手帳術本なんて進研ゼミの漫画と一緒なのだと。その人にとってはうまくいったかもしれないがそれが自分に合うとは限らないのだから。

うーん、なんだか投げやりな記事になってしまった。