月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

コロナ時代における現代が舞台の創作物

今はコロナ禍の時代である。
新たなウイルスが新たな時代を作ってしまっている。こうなるとなんかもう元の生活には二度と戻れないような気がしてきた。ウイルスはいなくならないからだ(人類が根絶できたウイルスは天然痘だけである)。もうこれからずっとマスク着用生活が続くのかもしれない、というか下手をしたらこれから生まれてくる子供たちはマスク着用が当たり前になるのかな。「マスクをしなかった時代があったなんて信じられない!」とか言われるかもしれない。

そうなってくると、今後現代を舞台にした創作物がどうなるかが気になってくる。登場人物たちがマスクやフェイスシールドをつけないと違和感が生じてしまうかもしれない。マスクをしないことに理由付けが必要になる可能性もある。敢えて時代を2020年以前にするならばマスクやフェイスシールドをつけないことも可能だろうが、2020年以降はそうはいかないと思う。フィクションとはいえ、あの75年前の戦争や2011年の震災と同じように、コロナ禍という一つの時代を生んでしまった、歴史的な大事件を無視するわけにはいかなくないだろうからだ。これは時代考証を一切無視して大河ドラマを書くようなものである。

……そうなると、マスクだと口元見えないから、目だけで表情を伝える描写が問われるのかな。フェイスシールドをつけている場合でも光が反射するし。キスシーンとかどうするのだろう?

どうなるんですかね、これ。