月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

逆張りしているわけではないのだが

多分私だけではないと思うのだが、世間ではやっているものにたいして興味がわく場合とわかない場合がある。決して人気や流行を否定しているわけではないのだが、そもそもからして食指が動かないというパターンだ。

この『食指が動く』『動かない』の違いは一体何なのか、自分でもいまいちよく判らない。繰り返すが、決して世間の流行を否定しているわけではない。『何でこんなのが流行っているのか判らない』と頭ごなしに否定する、でははただの天邪鬼になってしまう。

『食指が動』いた場合も『ちょっと手を出してみようか』から一気にのめり込むパターンと『もういいや』と途中で放り投げるパターンとある。自分の中では後者の『もういいや』になるパターンはかなり多かった気がする。『自分に合わなかった』『好みじゃなかった』『面白かったけれど1回読めば十分だった』『続編が出ても多分買わないかな』……といった具合にだ。
また『一気にのめり込む』パターンでも、『のめり込む』まで時間がかかることもある。人気や流行が下火になったころになってハマりだすのである。つまるところ『乗り遅れ』である。しかし一気にはまりだすと、それは確固たる『趣味』であり自分の『好きなこと』として、自分の人生を豊かにしてくれるものになる(財布がきびしくなるのは御愛嬌だが)

個人的には『興味がわかないもの』『食指が動かないもの』に対しては無理に手を出す必要性はないと思う。また、手を出してみたものの『自分に合わない』『好みじゃない』『つまらない』と思ったものに対しては、たとえ人気があったり著名人が絶賛していたりしても、無理にそれに『合わせる』必要性は無いだろう。流行や人気を追いかけること自体が義務になって、苦痛になってしまう。苦痛になると『みんなが良いと思っているものに興味がわかない自分がおかしいのではないか』という自己否定にもつながっていく。

とにかく読書にしろ何にしろ、流行や人気、インフルエンサーの絶賛ではなく『自分が本当に良いと思ったもの』『自分が本当に好きだと思ったもの』『自分の食指が少しでも働くもの』を楽しむのがいいのだと思う。逆にたとえアマゾンレビューでマイナス評価しかついていないものであっても、自分が心から『良い』と思えるのならばその『良い』と思った気持ち『好き』だという気持ちを否定してはいけないと思う。

……ちゃんとまとまった記事を書きたいと思いつつこんな取っ散らかったものしか書けない年の瀬。