月宮の日記

読んだ本の解釈とか手帳とかだらだらと自分の考えを好き勝手語っていくだけのブログ。作品のネタバレも普通にあるので注意。※2024/2/29 更新再開

ブログを書く理由について語ってみた

今回ははてなスターが100超えた記念(?)ということで、考察とか手帳関係の話ではなく、自分が何故このブログを書いているのかということをちょっと頭の整理がてら書いていこうと思う。

私がこのブログを開設したのは2020年の3月。それまではnoteで『カラマーゾフの兄弟』のスメルジャコフとアリョーシャの関係やスメルジャコフ周辺の人間関係について考察を書いていた。noteをやめてこのはてなブログに移り、拙いなりにカラマーゾフ考察のみだったのがだ、徐々に手帳やノート関係のこと、読書記録、自分が何となく感じたこと、そして『双亡亭壊すべし』考察と取り扱うジャンルも増えてきた。

何故自分がそれらのものを書こうと思ったか。それはずばり『自分が読みたいから』である。

実を言うと私は昔、ある作品の二次創作をやっていたことがある。好きな作品、好きなキャラの二次創作を読みたい、ファンアートを見たいというのはオタクならば感じる心理であろう。しかし、ジャンル自体がマイナーであったりそういう創作物がなかなか見当たらなかったりしたため、ネットの海を彷徨っていた。

そうして思い立ったことが「無いなら自分で書くしかない!」であった。私は漫画は書けないが小説は一応書いたことがある。ということでそのキャラの二次創作小説を書きまくったのである。ほとんど自己満足の世界であり、二次創作を書いたところで何の足しにもならないのだがそれでも自分の中で「こういうものが読みたいなあ」というものが形になり、作品が溜まっていくのを見るのはちょっとした喜びがあった。

このブログを書いているのも『アリョーシャはスメルジャコフに冷たいっていうけどそんなことは無いだろう』『多くのレビューと自分の感想が違っている』『よっちゃん残ちゃんの関係を掘り下げて考察したものが読みたい』…とまあ自分はこういうのが読みたいというのを書いているだけなのである。言うなれば『自家発電』だ。拙いところ、掘り下げや考察が足りなかったり頓珍漢な解釈をしている部分もかなりあるのだが、もう『自己満足』だと割り切っている。更に頭の中で「こうじゃないか」「ああじゃないか」とぐるぐるしているものを文章という形でまとめることによって頭の中の整理にもつながるのである。

ではブログという形式ではなくノートに書くなりwordで書くなりすればいいのではないか?わざわざ自分の恥をさらすような真似をしていいのか?と思われるかもしれないが、こうしてブログという形で公開するのには意味がある。それは「1人でも自分が書いたものに目を通してくれたら嬉しいから」だ。たまに大量のアクセスがあるものの、基本的にはアクセス数は片手で数えたほうが早いレベルである。だが1人でも2人でも自分が書いたものを読んでくれたら、たとえ冒頭で即ブラウザバックをしたとしても『誰か』の目に留まってくれたのであれば書き手(と名乗るにはおこがましい気もするが)としては嬉しいものなのだ。
更に『文章として形にして書くと頭がすっきりする』と前述したが、自然と他者に読まれることを意識するようになるため、単に頭の中を吐き出すだけではなく、思考が整理されて落ち着いた気持ちにもなってくるのだ。そのため「この言葉選びはちょっとまずくないかな」「この文章は判りにくいかも」「ここはもう少し言葉を足したほうがいいかな」とか更に他の人が読むということを意識することによって、文章の構成や言葉選びを考えるようになる。つまり自分が書いたものに対してある程度客観的な見方ができるようになるのだ。そのため感情と勢いに任せて書いたものや書いている途中のものも「これやっぱ違うんじゃないかなあ」とこっそり没にしたりもする。ただし誤字脱字は相変わらずある模様

とまあグダグダといろいろと語ってしまったが、当ブログもいつまで続くかわからない。もしかしたら自分の「リセット癖」が発動してある日突然ブログ自体を削除しているかもしれない。その時がいつ来るかは判らないが、それまではとりあえずゆっくりまったりマイペースに『自分の読みたいもの』=『書きたいもの』を更新していきたいと思う。